中国では、携帯価格の値下がりや、今後3G（第3世代携帯電話）サービスが普及するにつれ、携帯電話によるネット利用者は爆発的に増加し、新しい経済成長モデルが生まれると予測されています。また、09年6月、中国のネットユーザーは3.38億（モバイル利用者数は1.55億、その内、モバイル検索を利用する人は4000万）ですが、08年11月まで、中国の携帯電話ユーザーは既に6億人を超えており、毎年17．51％の速度で成長を続けていると言われています。モバイル検索エンジン市場の潜在力は、10億ドル規模という見方もあります。モバイル検索エンジン市場の領域でも、検索エンジンの大手、Google中国と百度の競争が白熱化するでしょう。
しかし、中国のモバイル検索市場は巨大な規模を持っていますが、はっきりとしたビジネスモデルが確立されていないため、営利までは時間がかかると指摘する専門家もいます。
中国のＰＣ検索エンジン市場では、百度の市場シェアはダントツ１位ですが、今のところは、モバイル検索エンジン市場では、Google中国と各約26％を占めています。このライバル同士にとって、巨大なモバイル検索エンジン市場は重要であることは間違いようです。 最近、Google中国は、新しい携帯サービスを登場させ、上海、北京、広州でモバイルサービスを広告で宣伝する動きがあります。百度は、この9月に、モバイルプラットフォームの開発するために専門なエンジンニアを募集するそうです。
特に、今年以降は、モバイル検索エンジン市場では、両者の競争は激しくなるでしょう。